家具作り見習い募集!どんなの作ってるか?その2

全国のみなさん こんにちわ。 今日はまた田舎の家具屋の作ってるものから 過去に納品したものを紹介します。  職人募集と言ってもいったいどんなものを作ってるのか?

という事がわからないといけませんねぇ~  ハハハ  今回はかなり前に納品しました チェーリーと言う無垢材を使った キッチン前のカウンターと、洗面台です。

この他にもキッチンも作ったのですが、どうしたわけか??? 写真が残ってない・・・・・ 後日見つかり次第また 紹介したいと思います。

今回はチェリーと言う無垢材で作りましたが、特注家具用の家具材料と言うのは ものすごく種類が多くて全てを在庫することが 中々難しいのが現実です。

そこでこのチェリー材は必要な分だけ仕入れて作りました。  ひとくちにチェリーと言っても産地によっては色も若干違いますし、比重(単純に言うと重さ、硬さ)が違います。

ですから、簡単にチェリー材を手配するわけにはいきません!事前にカットサンプルを取り寄せて、色、比重、価格、厚さ、長さなど・・・あらゆる角度から吟味して仕入れます。

それと同時に、お客様の要望を聞きますが、使い勝手により、家具の高さ、奥行き、長さ、引き出しの数、扉など 大まかなデザインを聞いて、図面化します。

そのうえで、図面を提出して、再度変更など聞いてカットサンプルも見ていただき最終的に OKが出てから材料の数量を決めて 材を手配します。

その材料の入荷日程に合わせて、大まかな最終的な納品日を決めてから 製作のスタートを切ります。  この時、製作途中で何らかのアクシデントが有るといけないので

納期は若干余裕を持たせてから 了解を得てからのスタートとなるわけです。  その何らかのアクシデントとは?・・・・・ ここが、他社と田舎の家具屋の大きな違い・・

カットサンプルで材を選定して手配はしますが、天然の無垢材ですから、多少の誤差が必ずあります。 山から木を伐採した時の細かなひび割れ、天然のシミ、若干の色の濃淡

杢目の良し悪しなど、サンプルでは見えない色々な違いが有るのです。  この点は人間でも同じようなものです!一人一人性格が違うように木も色々と差が有ります。

人間でも背の高さ、顔かたち、色々在りますよね!  天然の木も全く同じです。 若干赤身の濃いもの、杢目の違い、硬さの違い、乾燥時の木の曲がり具合・・・・・

ものすごく色々あります。 ですから、それらを僕ら職人の目で見て どの部分にどのように使えば一番生かされるか? いわば、適材適所という事です。

このように、天然の木材はチェリーと言う 同じ名前の木でも製材された板によって 色々な性格が有るわけで、その板を一枚一枚吟味するのがまずはベテランの仕事です。

板を何枚も何枚も裏表、切り口、横・・・あらゆる角度から吟味しながらまずは木取り作業を行います。 木取り作業とは、仕上がり寸法よりも少し大きめに切る作業です。

ここでも、ベテランでなくては出来ない作業がありますが、板の幅を割る作業! これがまた長い事経験しないと出来ない技がありますが、割り進めて行くうちに、

木が曲がるのです。 その曲がり具合を板を割る前に 杢目を見て即座に判断しなければ成りません! 割り終わってから ありゃりゃ?・・・・・ これはダメだ!

なんてなことは通用しません!  板を割る、切る前に杢目を見て判断できなければならないのです。 ですから長い事経験しないといけない分けです。

普通にフラッシュ構造の家具である化粧板を使った家具の製作ならば、3年ほどもあればある程度理解できるので あとは回数を重ねれば分かるようになりますが、

少しでも無垢材を使うような家具を覚えるとなると、やはり5年以上あるいは8年ぐらいは 経験が必要と成ります。 と言いますのは、毎日無垢材の家具を作る!

という事がないのです。 ご存じのように、お客様からの注文によって作っているので、常に無垢材の注文が有るわけでもないし、毎日の作業も違うという要因もあります。

ある程度普通に出来るというか、化粧板の家具も、無垢材を使った家具も作れるという ある程度のレベルに達するには、どうしても8年ほどは覚悟しないといけません。

そのうえで、今回の募集は将来的には、工房を取り仕切るような人になってほしいという願いを込めての募集なのです。 この点をどうかご理解頂きたいとお思います。

あるいは、工房を取り仕切ることは 人の上に立つという事に成るので、それは苦手だという方でも構いません! その場合は、特注家具作りを長く一緒に出来たら、

そして家具作りを楽しみながら一緒に出来たら最高に良いだろうと思っています。  ですから今回は二通りの募集と理解いただいてもよろしいかと思います。

特注家具職人として長く楽しく一緒にやっていける方。  あるいは、職人として長くやりつつその先には工房を取り仕切るような目標でと言う意気込みの有る方。

出来れば、男性が望ましいと考えております。 家具作り見習い募集~ 遠慮なく連絡ください! 宜しくお願いいたします。 工房見学は遠慮なくお願いします。

平日ならば、AM8時頃から PM5時ごろまでの間。  土曜、祭日ならば、事前にお電話ください。  又はメールにて・・・ nara-k@purple.plala.or.jp まで。

ご連絡お待ちしておりますので、どうか宜しくお願いいたします。  連絡は、奈良まで。   最後に誤字・脱字はお許しを。

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