田舎の家具屋のおやじが最近思う事・・・・・少しでも多くの人たちに役に立つ為に次代に残したい技・・・
この様に書くといかにも匠と言うか? 職人わざのように聞こえるが? ハハハ・・・実は、田舎の家具屋には
世間様で言う様な いわゆる職人! などと言う物は一人も居ないし、家具屋のおやじが起業以来まもなく30年目に入るが、
僕自身も全くの職人では無い! 何もかも見よう見まねでここまでやって来たのだ。 世で言う試行錯誤など日常茶飯事だ。
お客様から声をかけられてから納品後でも考え続ける・・・ そう~寝ている時以外は常に考え続ける!
例えば、お客様がこんな家具をここに置きたいので相談したい・・・ その時から考え続けるのだが。
それが、やがて図面承認が出て作り始める! 作りながらも考え続ける、だから作りながらも日々細かな変更をする。
もちろん作り始めたら意匠的に変わる場合はお客様に連絡して承諾を得てから変更する。 ところが・・・・・
意匠的には全く変わらない部分のほうが沢山ある。 その場合は勝手に変更する訳だ! ハハハ・・・
その勝手に変更する部分と言うのは、当然ながらグレードアップが基本だ! 但し、グレードを上げて
コストが上がるようでは一流の物作りとは言えないと思う。 どうだろう・・・ 近江商人を思い出してほしい・・・
売り手(作り手)が良く、買い手(お客様)が良く、さらに世の中が良く成る(国に消費税などの税金が入る)
皆さんが良くご存じの、 三方よしと言う格言だったかな~? アハハハ・・・ 売り手良く、買い手良く、世の中も良い!
話がそれたが、田舎の家具屋のおやじは、このことは高校を卒業して就職した一年目にすでに日々頭に叩き込まれた。
” 物作りは常に作りながらでも改善を続けなければならない ” 18才で就職した時から毎日言われていた事だ。
もっと良い作り方は出来ないか? もっと品質を上げられないか? もっとコストダウン出来ないか? もっと、もっと・・・・・
お金よりも何よりも 世の中に良い物を送り出す・・・・・ これが基本だ! それは職人のエゴではいけない!
良く有る事だが、ベテランの職人が言う・・・ こうしたほうが良いだろう、ああしたほうが良いだろう、材はこっちが良いだろう・・・
ベテランの職人は、自分のエゴで勝手に変更したり、材を勝手に変えたりする、それではお客様にとっては良い物は出来ないだろう?
その事になれて無い田舎の家具屋のスタッフたちは、当初!また変更かぁ~? 今日の朝こう言ったじゃないかぁ~・・・と、
ハハハ・・・ 多い時には、一時間ごとに変更したりするし、半分ほど出来上がっていても部材を作り変える事も有る。
最近は~ほとんど文句を言う事が無く成った、変更が当たり前だと自覚してる。 むしろ変更は無いのか~と聞きかえす事も有る。